脱炭素化・資源循環にあわせた掛け算のヒント
発想の転換で資源を開発・活用する
登別市の基本情報
- 人口:43,559人
世帯数:23,846世帯
面積:212.21平方km
( 令和7年1月末現在 )
取組の掛け算
- 脱炭素化・資源循環
脱炭素化・資源循環の仕組みづくり
- 暮らしやすさの向上
安全安心な公共交通
低速電動バス「グリーンスローモビリティ」(通称オニスロ)を運行
登別市は、北海道の歴史ともに人々を癒してきた日本有数の温泉地である。
同市では、2023年から低速電動バス「グリーンスローモビリティ」(通称オニスロ)を運行し、地元住民や観光客の新たな交通サービスを提供している。
「グリーンスローモビリティ」とは、電気の力によって時速20キロ未満で走行する乗り物で、走行時は二酸化炭素の排出や騒音もなく、歩行者との共存が可能。また、どこでも乗車可能(交差点10メートル以内を除く)で、安全安心な公共交通として観光地等における先進的な事例となっている。

温泉換気排熱を利用したエコ融雪システムを導入
温泉換気排熱を利用したエコ融雪システムを温浴施設の一部に導入している。エネルギーの有効活用に加え、従来のロードヒーティングと比べ燃料代を抑えることが可能となっていることから、同システムの活用が歩行空間等にも広がることで、脱炭素社会への貢献とともに、冬期観光における安全性・回遊性の向上が期待される。
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階段に設置したエコ融雪システム(ダクトから出る排熱を活用)