低炭素化・資源循環の取組にあわせた掛け算のヒント

地域の資源をエネルギーに変えて最大限活用する

北海道稚内町

風・太陽など人と地球にやさしい エネルギーのフル活用

キーワード: エネルギー地産地消多様なエネルギー活用水素エネルギー

稚内市の基本情報

人口:34,834人
世帯数:18,114世帯
面積:761.47平方km
( 平成29年12月末日現在 )

取組の掛け算

低炭素化・資源循環の取組
新エネルギーの活用促進
地域でのエネルギー共有
コンパクトなまちづくりの取組
公共施設のコスト低減

「環境都市わっかない」が目指す人と地球にやさしい地域社会

風力発電やメガソーラー発電など、再生可能エネルギーによる発電量は市内年間電力消費量の85%を超える。民間事業者が手がける宗谷岬ウインドファームは、1,000kWの風力発電機を57基設置しており、国内で最も基数の多いウインドファームである(平成29年10月現在)。そのほか公共施設等へ太陽光パネルを設置し、省エネを図るなど、風と太陽を活用した人と地球にやさしい地域社会づくりを進めている。現在は、再生可能エネルギーの地産地消の仕組みづくりのほか、新たなエネルギーとして期待される水素利用システムの検討も始めた。

宗谷岬ウインドファーム

再生可能エネルギーを活用したまちづくりを積極的に展開

市営住宅、市立中学校、駅前再開発による商業施設等への太陽光パネルの設置、市公用車として電気自動車の導入など、地球環境負荷低減のための取り組みを進めている。また、平成24 年4 月に開設された稚内市バイオエネルギーセンターでは、生ごみ由来のバイオガス発電により電力・熱供給を行うほか、バイオガスをゴミ収集車両の燃料として利用するなど、多様な再生可能エネルギーの活用(エネルギーミックス)も進めている。

エネルギー地産地消の仕組みづくりと水素利用の実用化にチャレンジ

北海道から事業計画認定を受けた「再エネを活用したエネルギー地産地消モデル構築事業」において、第1段階として、市が運用する再エネ施設からの電力を市内の複数の公共施設で利用するエネルギー管理システム(EMS)の構築を目指している。また、再生可能エネルギーを活用した水素製造と利活用の実用化に向けた検討、研究も始まっており、将来的に地域エネルギー会社の設立も視野に、地域ポテンシャルを活かした再生可能エネルギー地産地消の取り組みを進めている。

稚内市バイオエネルギーセンター
バイオガスで走るゴミ収集車両
エネルギー地産地消の仕組みの全体イメージ