コンパクトなまちづくりにあわせた掛け算のヒント
コンパクト化を通じたまちの再編
釧路市の基本情報
- 人口:172,391人
世帯数:94,682世帯
面積:1,362.90平方km
( 平成29年12月末日現在 )
取組の掛け算
- コンパクトなまちづくり
公共公益施設の集約
- 暮らしやすさの向上
学習・教育の充実
安全・安心
都市機能集約型の市街地へ
昭和55年の約23万人をピークに、年々人口が減少する釧路市。かつての人口増加に伴い、低密度で拡大してきた市街地は、空き家、空きビル、未利用地が増加している。「釧路市コンパクトなまちづくりに関する基本的考え方(平成24年度策定)」に基づき、公共施設の集約を図り、コンパクトなまちづくりを進めることで、現在の低密度・拡散型の「かしわの葉」の都市構造から、都市機能集約型の「もみじの葉」の都市構造への転換を図る。
中心市街地に学びの機能を配して、世代間の交流から始めるにぎわい再生
施設の老朽化とともに、交通アクセスに課題のあった市立図書館を中心市街地に新築された民間ビル内に整備移転し、その周辺の歩行者空間整備も行うことで、学びの場への集客力を活用したまちなかの回遊性向上を図っている。また、近隣には、子ども向けの学びの場である、こども遊学館も立地しており、学びをキーワードに世代間の交流を契機としたにぎわい再生を進めている。
防災機能の充実を図り、人々が安心して集えるまちなかへ
太平洋に面した市街地を形成する地理的条件のもとで、津波災害への備えも重要なまちづくりの課題である。そこで、災害時においても行政機能を維持するとともに、避難所としての機能も兼ね備えた市役所防災庁舎の整備を行った。
にぎわいの再生とともに、中心市街地に集う人々の安全安心を守る取組を進めている。