コンパクトなまちづくりにあわせた掛け算のヒント

コンパクト化を通じたまちの再編

北海道津別町

まちなか再生事業で中心市街地の利便性向上とにぎわいづくり

キーワード: まちなか再生公共公益施設の集約民間活力を取り入れた整備手法

津別町の基本情報

津別町の所在地
人口:4,315人
世帯数:2,218世帯
面積:716.80平方km
( 令和4年2月末日現在 )

取組の掛け算

コンパクトなまちづくりの取組
公共公益施設の集約
生活を支える取組
生活の営みの確保

中心市街地の機能集積で利便性の向上とにぎわいづくり

津別町は、北海道オホーツク管内では人口減少率がワースト1で、市街地の空洞化が課題となっている。そこで、2010年から7年間かけて、郊外に立地していた公営住宅を移転するなど「まちなか居住」を推進してきた。その後、総合計画に基づく中心市街地活性化プロジェクトを進めるため、まちづくり懇談会、町民アンケート、住民説明会における意見を取り入れ、「複合庁舎建設等まちなか再生基本計画」を策定した。図書館が無いまちである津別町。老朽化した役場庁舎の建て替えに合わせて、図書館の整備のほか、交通拠点、買い物拠点などを中心市街地に整備し、まちなか再生事業を進めている。

複合庁舎外観
複合庁舎外観

民間活力を取り入れたコミュニティゾーンの整備

まちづくり懇談会やアンケートなどでは、図書館や買い物環境の充実を望む声が多かった。コミュニティゾーンと位置付けたエリアには、図書館やスーパー、アンテナショップを整備することとし、 アンケートで特に要望の高かったドラッグストアも誘致した。エリア内に元々あったバスターミナルとタクシー乗り場は、病院や役場に隣接する交通拠点機能として維持した。

コミュニティゾーンの整備は民間活力を取り入れ、設計・施工をする事業者をプロポーザル で公募し、最終的に町が買い取るという手法を取った。これにより省力化やコスト削減につながっている。

中心市街地の機能集積
中心市街地の機能集積

まちなか再生を契機に地域資源活用・PRも推進

町民サービスゾーンでは、複合庁舎と消防庁舎が2021年5月に供用開始された。津別町は林業や木材加工業が盛んであり、新庁舎には、柱や内装、家具等に地元産の木材をふんだんに使用している。

にぎわいゾーンには、国道240号の交通量を生かして、津別町の特産品を飲食・購入できるマルシェをオープンした。運営者として「北海道つべつまちづくり株式会社」を設立し、収益がまちづくりに再投資される仕組を作っている。

図書館や交通拠点、複合商業施設等の工事も進めており、2023年のオープンを目指している。

地元産の木材がふんだんに使用された新庁舎
地元産の木材がふんだんに使用された新庁舎