コンパクトなまちづくりにあわせた掛け算のヒント

まちに魅力やにぎわいを生む工夫をする

宮崎県都城市

市民のニーズを把握し 官民連携でまちなかのにぎわいづくり

キーワード: 公共公益施設の集約市民のニーズ把握遊休施設リノベーション

都城市の基本情報

都城市の所在地
人口:162,654人
世帯数:79,912世帯
面積:653.36平方km
( 令和3年12月1日現在 )

取組の掛け算

コンパクトなまちづくりの取組
公共公益施設の集約
コミュニティ拠点の形成
生活を支える取組
子育て世代の支援の充実

既存ストックの有効活用と官民連携で交流人口が大幅に増加

都城市は中心部の商業施設の郊外化や大型化の進展により、DID地区の拡大、中心市街地の求心力低下が進行し、中心部でありながら買い物困難者が発生するなど、空洞化が加速していた。
地元資本の老舗百貨店の閉店を受け、ワークショップやアンケートで市民の様々な意見をもとに跡地活用を検討。
既存ストックも有効活用しながら官民連携で中心市街地中核施設Mallmall(まるまる)を整備した。
Mallmallでの集客の他、周辺の商店街の空き店舗率も減少するなど、中心市街地の交流人口が大幅に増加した。

Mallmallの図書館等複合施設
Mallmallの図書館等複合施設

市民のニーズに即した施設・機能の集約

跡地再生に取り組む民間企業と市が連携し、市民へのニーズ調査やワークショップを展開した。
市民が長年要望していた図書館を移転・拡充整備。
利用者のコアターゲットを女性と位置付け、子育て世代の利用施設(保健センターと子育て世代活動支援センター)をまちなかに集約、来街機会を増やすため、子育て世代が求める遊び場や交流活動空間を充実させた。
また、市民が求める「まちなかの日常的なにぎわい」を創出するため、屋根付きの多目的広場(まちなか広場)を整備した。

子育て層にとって居心地のよい空間の創出
子育て層にとって居心地のよい空間の創出

集客力を高める管理運営や利用者への配慮

Mallmallの主要施設は基本的に年中無休で開館しているほか、開館時間も延長し朝9時から夜9時・10時まで利用できる。まちなか広場は、指定管理条件に自主事業によるイベント開催数(年間200回以上)を規定し、貸館事業も含めると年間300回を超えている。
また、中核施設の駐車場とともに隣接する市営駐車場でも時間に応じて駐車料金を無料に、ベビーカーや車椅子利用者の移動円滑化を図るため各施設の道路上にシェルターを整備するなど、様々な取組でMallmallはオープン後800日で全館来場者数400万人を突破している。

図書館とまちなか広場を結ぶ大型シェルター
図書館とまちなか広場を結ぶ大型シェルター