暮らしやすさの向上にあわせた掛け算のヒント
コミュニティを育む拠点をつくる
寿都町の基本情報
- 人口:3,048人
世帯数:1,722世帯
面積:95.25平方km
( 平成29年12月末日現在 )
取組の掛け算
- 暮らしやすさの向上
コミュニティ形成
- コンパクトなまちづくり
コミュニティ拠点の形成
空き地・空き家等の活用
様々な人が運営に関わり
それぞれが役割を持つことで交流の場を支える
寿都町と札幌市立大学との連携から生まれたコミュニティ・レストラン「風のごはんや」。旧町診療所を改修した地域密着型サービスセンター内につくられた。週ごとに料理人が入れ替わるワンディ・シェフの仕組みや、寿都高校ボランティア部もワンディ・シェフやイベント運営に関わるなど、様々な人たちの関わりを大切にすることで、サービスセンター利用者だけでなく幅広い年齢の方々が利用し、色々な交流が生まれている。
外部の力を借りて担い手を発掘
寿都町と札幌市立大学との連携でワークショップやフォーラムを開催し、参加した有志と賛同する住民によってできた任意団体「未来の里ー寿の都」が運営している。地域課題に主体的に取り組むNPOや任意団体が存在しなかった寿都町において、大学との連携が住民が共通の目的を持って共に働くモチベーションを醸成した。
様々な人のコミュニティを育む場に
週1回(月曜日11〜13時)のみの開店だが、平均50人前後が利用する。赤ちゃん連れの若い母親のサロンのような場ともなっており、2階の高齢者専用賃貸住宅の住民も赤ちゃんとのふれあいや地産地消の食事を楽しみにしている。地域交流スペースでは、講座や作品などの展示、世代間交流を目的とする想い出のファッションショーなど、イベントも開催されている。