暮らしやすさの向上にあわせた掛け算のヒント
コミュニティを育む拠点をつくる
江別市の基本情報
- 人口:119,534人
世帯数:59,013世帯
面積:187.38平方km
( 令和4年3月1日現在 )
取組の掛け算
- 暮らしやすさの向上
介護・医療施設の集積
コミュニティ形成
- コンパクトなまちづくり
コミュニティ拠点の形成
生涯活躍のまちのタウン型モデル「ココルクえべつ」
江別市では、2017年に「生涯活躍のまち」構想を策定した。
①江別市民が住み慣れた地域で生涯にわたり医療・介護サービスの充実や生活利便性が確保され、安心した生活ができる
②若年層や障がい者など多様な主体の交流による「共生のまち」を実現する
③地域の特色ある社会資源「4つの大学、地元産業、商店街など」を十分に活用する
という3点をコンセプトとし、拠点地域「ココルクえべつ」を整備。高齢者向け施設や障がいのある方の住まい以外にも、レストラン・パン工房や入浴施設などを設け、2021年4月オープンした。
住まい・医療・介護・就労・多世代交流の多機能拠点
ココルクえべつでは、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、サ高住、グループホームなどが整備されたほか、レストランやパン工房(以上は就労継続支援A型事業所が運営)、交流農園や交流広場、会議室、入浴施設などが市民に開放されている。オープンからひと月余りで来場者1万人を達成した。
施設の運営維持やイベントの開催などで、学生からシニア世代まで、様々なボランティアが活躍している。
多様な市民が主体的に関わるアクションが生まれる
ココルクえべつでは、幅広い市民ニーズの把握や取組への主体的な参加の促進を目指して、オープン後の取組について市民ワークショップで検討してきた。そこで出されたアイデアから、多世代交流サロン「CoCo カフェ」や出張古本市、江別の食と暮らしの体験イベントなど、様々なアクションが生まれた。また、子育て世代の交流事業や、健康増進活動、総合学習や発表の場としての小中学校との連携など、地域交流につながる事業が展開されている。