北海道鹿追町における「北の住まいるタウン」の取組

発想の転換が生んだ、一石五鳥のサイクル

乳牛ふん尿や生ゴミ、下水汚泥という、一見、使い道がない厄介モノを、エネルギーに変えるという発想は、多くの効果を生み出しました。

悪臭や衛生上の問題がなくなったのは住民にとっては大きなメリットであることはもちろんですが、観光客にとっての地域イメージの低下要因をなくすことができました。

また、農業の堆肥等として循環させることで、コストが削減され、生産力向上につながりました。

バイオガスは、自動車の燃料として活用するだけでなく、電力を生み出すことで余剰熱利用のほか、地域で自立的にエネルギーを賄う可能性も考えられます。こうした循環が生んだのは、物理的な効果だけではなく、チャレンジの心の醸成にもつながります。

鹿追町では、余剰熱利用により、新たな地域産業づくりを進めています。

余剰熱を活用した新たな試みの全体像について表した図。バイオガスプラント発電機から冷却水の熱を蓄熱槽に輸送し、それをチョウザメ飼育やさつまいも貯蔵、マンゴー栽培などに活用している。
余剰熱を活用した新たな試み
鹿追町の課題とそれに対しての解決方法、環境保全センターの取組について表した図。環境が改善され、地球温暖化の防止につながり、地域産業活性化の促進や循環型社会の形成、農業生産力の向上など一石五鳥のメリットが得られる取組について紹介している。
一石五鳥のサイクル