平成30年度以降の取組と今後の展望

バイオガスプラント整備など地域エネルギーの活用促進からゼロカーボンシティへ

鹿追町では、酪農家の要望を受け、令和3年度より3基目のバイオガスプラントの整備に向け、建設地などの調査に入る予定です。瓜幕のプラントを上回る最大の規模を想定しています。

また、中鹿追プラントでは、水素の活用に向けた実証実験として自動車、フォークリフトを配備していますが、実験期間が令和3年度まで延長されることとなりました(環境省「家畜ふん尿由来水素を活用した水素サプライチェーン実証事業」)。

その他、環境省事業を活用し、公共施設に太陽光発電、地中熱を利用したエネルギーシステムを導入するなど、再生可能エネルギー活用の取組はますます拡大しています。

バイオガスプラントの余剰熱を活用したチョウザメ飼育、マンゴー・サツマイモ等の栽培や、これらを活用した特産品開発の検討も継続していきます。

さらに、令和3年3月には、2050年度までのCO2排出ゼロを目指し、ゼロカーボンシティ宣言を行いました。30年度までの第一段階においては、バイオガスプラントで発生した熱の公共施設での利用、地域エネルギー会社と地域新電力会社の設立、路線バスの運行路線の見直しやバイオガス車両の導入等を検討します。40年度までの第2段階では、公共施設新設・改修の際のZEBの導入や新設住宅へのZEH導入補助等、49年度までの第3段階では、電気と熱、水素による鹿追型ZEBの全域展開や公共交通へのバイオガス、電気、水素の導入を構想しています。

地域エネルギーの有効活用を核に、持続可能な社会の実現や、脱炭素による地方創生に挑戦していきます。

「北の住まいるタウン」モデル市町村

目次

当別町における取り組み

当別町における平成30年度以降の取組と今後の展望

鹿追町における取り組み

鹿追町における平成30年度以降の取組と今後の展望