北海道当別町における「北の住まいるタウン」の取組
道の駅開業、地域商社設立で農商工連携の6次産業化、インバウンド観光拠点へのチャレンジ
「北欧の風 道の駅とうべつ」は平成29年9月23日にオープンした札幌から最も近い位置にある道の駅です。道の駅の運営会社として地域商社(株式会社to be(トゥビィー))を立ち上げ特産品開発も手がけるなど、農商工の連携による6次産業化やインバウンド観光の拠点として期待されています。
当別町はスウェーデンのレクサンド市と姉妹都市であり、町をあげて交流も深く、ものづくり体験や食のイベントなども数多く企画しています。駅舎は木のぬくもりが感じられる北欧風のデザインとなっています。
話題のレストランや当別町のセレクトショップ、特産品ショップ、スイーツコーナーなどがあり、春から秋までオープンする農産物直売所では、当別町の約70戸の農家が丹誠込めて育てた旬の野菜をはじめ、地元の肉製品、さらに、北海道でも有数の産地として有名な花も販売して人気を呼んでいます。
年間来場者の想定を大きく上回り、5ヶ月半で36万人の来場がありました。
環境にも配慮し、多様な再生可能エネルギーの活用にも取り組んでいます。西当別地区は近郊よりも、地中温度が6℃〜14℃、採熱量は1.03〜1.52倍高いため、その地域性を活かした地中熱利用を見える化するパネルも設置してあります。
- 北欧風の駅舎外観
- オープン後、連日多くの来客で賑わっている
- 農産物直売所。冬期間は休業
- 北欧のインテリアショップの家具を採用
- 地中熱利用システムを説明するパネル